SEOとリスティング広告の違いは?効果的な使い分けと併用方法を解説!
投稿日:2023/11/06 (更新日:)
- SEOとリスティング広告の違いは?
- SEOの5つの特徴を徹底解説!
- リスティング広告の5つの特徴を徹底解説!
- SEOとリスティング広告を使い分けるパターンを紹介!
- SEOとリスティング広告はどちらが最適か選択しよう!
「リスティング広告とSEO対策、どちらの方が効果が高いのか?」という悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
この記事では、以下のような疑問を解決するために、SEO対策とリスティング広告の違いについてSEO初心者でもわかりやすいように解説します。
- SEOとリスティング広告の違いを知りたい
- SEOと広告の効果的な使い分けは?
- SEO初心者でアクセス数を上げる施策がわからない
結論から言うと、SEOとリスティング広告では性質が異なるため、目的や商品に応じて正しく選択する必要があります。
どちらか一方だけを強化するわけではなく、どちらも併用し効果を高めることが重要です。
「SEOとリスティング広告の違い」について理解できていない人は、ぜひ参考にしてください。
SEOとリスティング広告の違いは?
SEOは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略語で、Googleなどの検索エンジンでの特定のWebサイトのランキングを上げ、検索流入を増やすためにWebサイトの改善を行うことです。
SEO対策を行えば、検索結果において、特定のキーワードに対してWebサイトが上位に表示される可能性が高くなります。言い換えれば、SEOを適切に行うことで、検索エンジンからの検索流入を増やすことができます。
逆に、リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告が、検索結果ページに表示される広告形式であり、検索と広告の表示が連動して行われます。つまり、ユーザーが特定のキーワードを検索すると、それに関連した広告が検索結果の上部や横に表示される仕組みです。
SEOの仕組みとターゲット層
SEO(Search Engine Optimization)は、ウェブサイトの検索エンジンにおける表示順位を高めるための施策のことを指します。
具体的には、検索エンジンのアルゴリズムに適したコンテンツや、適切なHTMLタグの使用、内部リンクの設定、外部からの被リンク獲得などの施策を行い、検索エンジンにウェブサイトを評価してもらい、上位表示を目指すものです。
SEOのターゲット層は、まだ自社の商品やサービスに興味を持っていない、情報収集段階にある潜在層に向けたアプローチが適しています。
これは、SEOは上位表示に時間がかかる反面、費用をかけずに多くのキーワードで上位表示できる可能性があるため、広告やプロモーションとは異なり、コストパフォーマンスが高いという特徴があります。
そのため、検索エンジンを通じて自社のウェブサイトにアクセスするユーザーに対して、商品やサービスの情報を提供し、自社の認知度や信頼度を高め、顧客獲得につなげることができます。
SEO対策は、中長期的な展望を持って取り組む必要があります。ウェブサイトのコンテンツや構造を適切に最適化することで、検索エンジンに評価され、上位表示につながる効果は、即効性のある広告とは異なり、数ヶ月から数年程度かかることが一般的です。
SEOは即効性が求められる場合には向いていませんが、中長期的な視点を持って取り組むことで、ユーザーの情報収集段階から顧客獲得までを網羅的にカバーできるメリットがあります。
リスティング広告の仕組みとターゲット層
リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンの検索結果ページ上に表示される広告のことであり、広告主が入札したキーワードに関連する「検索クエリ」を入力したユーザーに対して表示されます。
リスティング広告は、検索結果ページの上部や右側の欄に表示され、”広告”とわかりやすく表示されるため、広告を嫌うユーザーからのクリック率が低くなる傾向にあります。
リスティング広告は、キーワードごとに広告主が入札を行い、入札額が高い順に広告が表示されます。また、広告主が設定した広告の品質スコアも考慮され、クリック率や着地ページの質などが評価されます。
リスティング広告は、顕在層と呼ばれるすでに商品やサービスを知っており、購買意欲が高い層に向けた広告として適しています。顕在層は、商品やサービスに関する検索クエリを入力することが多く、広告からすぐに購入や申し込みにつながる可能性が高いため、リスティング広告で効果的にアプローチすることができます。
ただし、リスティング広告は入札額が高いキーワードで上位に表示されるため、費用がかかるというデメリットもあります。そのため、効果的なキーワードの選定や広告の品質の向上などのテストを行い、運用面での最適化が必要です。
リスティング広告とSEOの比較
SEOとリスティング広告には、次のような違いがあります。
違いを比較 | リスティング広告 | SEO |
---|---|---|
即効性 | ◎ | △ |
掲載順位 | 〇 | ✕ |
掲載費用 | 必要 | 不要 |
リスティング広告は費用がかかる一方で、SEOと比較すると即効性があり、効果を感じやすいです。
一方で、SEOは即効性がなく、検索順位も不安定であるため、対策が難しいですが、中長期的にSEO対策を実施することで、無料で効果を得ることができます。
SEOの5つの特徴を徹底解説!
SEOの5つの特徴を紹介します。
- 上位表示で権威性と信頼性が高まる
- 広告に比べクリック率が高い傾向にある
- 対策効果の即効性が低い
- 掲載順位を意図的にコントロールできない
- 長期的な資産になる
SEOの特徴を正しく理解し、自身のコンテンツに反映することが重要です。同時に、リスティング広告を組み合わせることで、より効果的な結果を得ることができます。
SEOの特徴を1つずつ詳しく解説します。
1.上位表示で権威性と信頼性が高まる
検索エンジンが掲載されている情報の正確性やサイトの権威性などを考慮し、上位表示するページを決定することで、ユーザーにとって信頼できる情報を提供しています。そのため、上位表示されることは、企業や個人のブランディングにも大きな影響を与えます。
検索結果の上位表示は、検索エンジンのアルゴリズムによって決定されます。検索エンジンは、ウェブサイトのページの内容、ページの権威性や信頼性などを評価して、上位表示するページを決定します。上位表示されることは、そのウェブサイトの信頼性や権威性が高いということを意味します。
サイト全体の権威性と信頼性が高まると、企業や個人の知名度が上がり、そのウェブサイトに対する信頼が高まります。また、上位表示されることで、企業や個人が提供する商品やサービスに対する信頼度も高まります。
このことから、上位表示で権威性と信頼性が高まるということは、企業や個人にとって非常に重要であり、SEO対策などを通じて、信頼性と権威性の高いウェブサイトを作り上げることが重要です。
2.広告に比べクリック率が高い傾向にある
検索結果の表示順位が高いほど、クリック率も高くなる傾向があります。一般的に、上位に掲載されたWEBサイトほど、CTRが高くなります。
SISTRIX社が調べた、各検索順位における平均クリック率をわかりやすく表にまとめました。
順位 | Google検索における順位別平均クリック率(※SISTRIX社調べ) |
---|---|
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
参考:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid」
このグラフの結果は、SISTRIX社が8000万以上のキーワードと数十億の検索結果を分析して得られた、Google検索における平均的なクリック率を示しています(2020年7月に公開されたデータに基づいています)。
検索結果の1ページ目に表示される順位ごとのクリック率には、いくつかの傾向があります。
- 1位のページのクリック率は28.5%で、他の順位と比較してCTRが非常に高い
- 順位が上がるにつれてクリック率も増加する傾向がある。
- 1位と2位のページのクリック率には約2倍近い差があり、1位と10位のページのクリック率には10倍以上の差がある
- ただし、8位から10位のページのクリック率はほとんど変わらない
検索結果1位を獲得出来れば費用をかけることなく、高いクリック率があり、サイトへの流入が見込めます。
しかし常に1位を獲得することは難しく、上位を獲得しなければ効果を得ることができないデメリットがあります。
3.対策効果の即効性が低い
SEOの特徴として、「対策効果の即効性が低い」ことがデメリットでもあります。これは、検索エンジンのアルゴリズムが複雑であるため、対策を実施してもすぐに上位表示されるわけではないからです。
検索エンジンは、多くの要素を考慮してウェブサイトを評価し、順位を決定しています。これには、コンテンツの品質やユーザーの行動、ウェブサイトの信頼性や適切なキーワードの使用などが含まれます。また、検索エンジンのアルゴリズムは常に更新されており、検索結果のランキングに影響を与えることがあります。
そのため、SEO対策を実施してから検索結果のランキングが変わるまでには、時間がかかることがあります。一部の場合では短期間で上位表示されることもありますが、多くの場合は3〜6ヵ月程度の期間が必要です。
このため、SEO対策は中長期的な視野で取り組む必要があります。継続的にSEO対策を実施し、効果の測定と改善を行いましょう。コンテンツの品質を向上させることで、徐々に検索結果のランキングが上がっていくことが期待できます。しかし、効果が出るまでに時間がかかるため、焦らずに継続的な取り組みが必要です。
4.掲載順位を意図的にコントロールできない
検索エンジンの掲載順位は、SEOによって最適化することができますが、その順位を完全にコントロールすることは不可能です。検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、検索クエリに最適な結果を表示するために常に最適化されています。
これにより、掲載順位は常に変化する可能性があり、SEO対策を行っているサイトが上位表示されていたとしても、将来的には下位に移動する可能性があります。
このことから、SEOによって掲載順位を最適化することはできますが、完全にコントロールすることは不可能だと言えます。SEOを実施する際には、常にアルゴリズムの変化や競合サイトの動向を注視する必要があります。
5.長期的な資産になる
「対策効果の即効性が低い」や「掲載順位を意図的にコントロールできない」デメリットはあるものの、SEOは長期的な資産となります。
SEOは、中長期的な視点で継続的に注力すれば、初期の段階ではアクセスが集まらなかったとしてもコンテンツが充実していくにつれてアクセスが増え、徐々に検索エンジンの評価も上がっていきます。
SEOでの効果は、リスティング広告とは異なり、コンテンツが最適化された後、掲載のための費用が発生しないため、広告と違い、流入が途絶えることがありません。
そのため、SEOに注力すれば、長期的な視点で見たときに、継続的な流入が期待できることがSEOの最大のメリットです。
リスティング広告の5つの特徴を徹底解説!
続いて、リスティング広告の5つの特徴を紹介します。
- 掲載には費用が必要
- SEOに比べクリック率が低い傾向にある
- 運用の効果、即効性が高い
- 掲載順位をある程度調整できる
- 広告を止めるとサイトの露出が減りコンバージョンが下がる
SEOの違いを知り、自身のコンテンツで、リスティング広告がどの程度活かせるのかを把握し、広告運用しましょう。
リスティング広告の特徴を1つずつ詳しく解説します。
1.掲載には費用が必要
リスティング広告は、検索エンジンやECサイトなどの上位に表示される広告であり、多くのユーザーに見られることが特徴です。しかし、リスティング広告を掲載するには費用がかかります。
広告費は出稿期間やクリック数、表示回数によって変動します。また、キーワードの競争状況や広告主の入札額によっても広告費が変わる特徴があります。
少額でも出稿は可能ですが、費用をかけずにリスティング広告の出稿はできないため、継続的にリスティング広告を掲載するには、広告費を支払い続ける必要があります。
広告主は、広告費を支払い続けることで、広告の掲載期間や頻度を調整することができます。そのため、広告主は予算内で効果的なリスティング広告の掲載を継続的に行うことが重要です。
2.SEOに比べクリック率が低い傾向にある
リスティング広告は、SEOに比べてクリック率が低い傾向にあります。
一般的に、リスティング広告のクリック率は2〜5%程度とされています。この低いクリック率は、広告を広告として認識する検索ユーザーが増えたことや、広告を避けるための広告ブロッカーの使用などが要因に挙げられます。
しかし、リスティング広告を実施することで多くの企業が売上を獲得しており、クリック率が低くても広告費が無駄になることはありません。その理由として、リスティング広告のクリック課金型であれば、クリックされなければ広告費が消化されないからです。
このことから、クリック率が低くても、リスティング広告を実施することは、企業にとって有益な広告手段である可能性があると言えます。
3.運用の効果、即効性が高い
リスティング広告は、広告審査が通過した直後から検索結果に広告が表示されるため、SEOに比べて即効性が非常に高い広告手段です。
特に、Webサイト開設して間もない場合や、即効性が求められる場合には、リスティング広告は非常に有効な手段となります。
SEOの場合、検索エンジンにインデックスされるまでに時間がかかり、上位表示に至るまでにも時間がかかるため、成果が出るまでに時間がかかる場合があります。
一方、リスティング広告は、キーワードに関連するユーザーの検索意図に合致した広告を即座に表示することができるため、効果的な運用ができます。
入札金額やCTR(クリック率)などの要素によって広告の掲載順位が決まるため、適切な戦略を構築することで、より高い成果を期待することができます。
リスティング広告はSEOに比べて運用の効果や即効性が高いと言えます。
4.掲載順位をある程度調整できる
リスティング広告は、広告ランクという指標に基づいて、検索結果ページ上部に表示される順位が決定されます。
広告ランクは、以下の3つの要素に基づいて決定されます。
- 品質ランク
- 上限クリック単価
- 広告表示オプション
品質ランク
品質ランクは、推定クリック率、広告の関連性、ランディングページの利便性に基づいて決定されます。
推定クリック率は、広告がクリックされる確率を推定したものであり、クリック率が高いほど品質ランクが上がります。広告の関連性は、広告と検索クエリの関連性が高いほど品質ランクが上がります。ランディングページの利便性は、ユーザーが広告をクリックしてランディングページに遷移した際の利便性を評価したもので、利便性が高いほど品質ランクが上がります。
上限クリック単価
上限クリック単価は、広告主がクリック1回あたりの入札額を設定し、広告ランクに影響を与えます。クリック単価が高いほど、広告ランクが上がります。
広告表示オプション
広告表示オプションは、広告の表示頻度や広告の配信時間帯などを設定することができます。これにより、広告の掲載順位に影響を与えることができます。
上記の内容を踏まえ、広告主がこれらの要素をしっかりと把握し、最適な設定を行うことで、リスティング広告の掲載順位をある程度コントロールすることができます。
5.広告を止めるとサイトの露出が減りコンバージョンが下がる
リスティング広告はあくまでも広告であり、広告を停止すると、検索エンジンの検索結果ページに表示されなくなります。そのため、広告費が無くなれば、Webサイトへの流入が減り、コンバージョン数も減少する可能性があります。
なぜなら、リスティング広告は、検索結果ページで目立つ位置に表示されるため、多くのユーザーが広告をクリックして広告主のWebサイトを訪問します。
広告をクリックしたユーザーは、広告主のWebサイトに流入するため、コンバージョン率が高くなる傾向があります。
また、競合サイトがリスティング広告を継続している場合は、自社のWebサイトに流入するユーザーが競合サイトのWebサイトに流れる可能性があるため、さらなる影響が出るかもしれません。
したがって、リスティング広告を停止する前に、よく考えて検討することが必要です。もし広告費の問題で広告を停止する場合は、停止する前にSEOと併用し、Webサイトへの流入を維持するための戦略を考えることが大切です。
SEOとリスティング広告を使い分けるパターンを紹介!
「リスティング広告とSEOのどちらが効果的なのか?」という疑問について、明確な結論を出すことはできません。それぞれの特徴や仕組みを理解し、目的や商材に応じて適切な方法を選択する必要があります。
相性のいいパターンをそれぞれ紹介します。
リスティング広告と相性がいいパターン
SEOよりもリスティング広告と相性がいいパターンとして4つのパターンを紹介します。
1.新商品の販売とPR
SEOは時間がかかるため、新商品を発売した場合、効果的に集客するためにはリスティング広告が有効です。リスティング広告を使って、新商品を知ってもらい、購入につなげることができます。
2.特定の地域に対する集客
SEOは地域によって検索順位が異なるため、特定の地域に対してはリスティング広告の方が効果的です。例えば、地方のお店が都市部の人たちを呼び込みたい場合、都市部の人たちが検索するキーワードに対して、リスティング広告を出すことで、集客が期待できます。
3.特定のターゲットに対する集客
SEOは一般的なキーワードに対して効果を発揮しますが、より特定のターゲットに対して集客したい場合には、リスティング広告が有効です。例えば、女性向けの商品を販売している場合、女性がよく検索するキーワードに対してリスティング広告を出すことで、より効果的に集客ができます。
4.イベントやキャンペーンの宣伝
イベントやキャンペーンは期間限定であるため、SEOだけでは間に合わない場合があります。リスティング広告を使って、期間限定のイベントやキャンペーンを宣伝することで、より多くの人に知ってもらうことができます。
SEOと相性がいいパターン
リスティング広告は、短期的な集客には非常に効果的ですが、SEOと比較して長期的な視点で見ると、コストが高くなる傾向があります。そのため、リスティング広告よりSEOと相性が良いパターンとして、3つのパターンを紹介します。
1.認知度を高めたい場合
リスティング広告は、キーワードに対する入札競争で上位表示を競うため、競合サイトが同じキーワードに入札している場合、コストが高くなる傾向があります。しかし、SEOは、コンテンツの質や被リンクの数などを改善することで、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスがとてもいいです。
SEOを活用することで、検索エンジン上でのブランド認知度を高めることができ、長期的な視点での集客につながります。
2.地域限定の集客をしたい場合
リスティング広告は、全国的な集客には非常に効果的ですが、地域限定の集客には向いていない場合があります。一方、SEOは、地域ごとにページを最適化することで、特定の地域において上位表示されることができます。地域限定の集客をしたい場合は、SEOを活用して、地域ごとに最適化したページを作成することが重要です。
3.長期的な視点での集客をしたい場合
SEOは、長期的な視点での集客に非常に効果的です。SEO対策で上位表示されることにより、長期的な集客につながります。
以上のように、リスティング広告とSEOはそれぞれメリット・デメリットがあります。短期的な集客にはリスティング広告が効果的ですが、長期的な視点で見ると、SEOがコストパフォーマンスが高い場合があります。
SEOとリスティング広告はどちらが最適か選択しよう!
SEOとリスティング広告の違いと効果的な使い分けを解説しました。
SEOとリスティング広告では性質が異なる為、正しく理解し、最適な選択で運用するようにしましょう。
どちらか一方を強化すると言うより、自分に合うパターンを把握し、SEOとリスティング広告を併用しながらサイト運営を行うことが重要です。